【異音】自転車から音がする⁉ ~大丈夫な音と異常な音の違い~

サイマの中の人_おもおも
2026.7.9

近年は音の静かなEV(電気自動車)が普及した為、車の存在に気づきにくいことが増えています。

気が付いたら「ぬら~」っと巨大な物体が傍まで迫っている。

子供の頃に「Jaws」を初めて観たとき以来の戦慄です。

(映画のように予めBGMが流れてくれれば身構えるのですが)

 

それにつけて、自転車は元々他と比べても静かな乗り物です。

しかし、機械である以上、無音で動いているわけではありません。

 

サイマでも自転車の音に関するお問い合わせをいただくことがあります。

 

自転車で発生する音は2種類です。

構造上発生する機械の音と、故障・不具合による音(異音)です。

つまり「大丈夫な音」と「よくない音」ですね。

ではどのようなものがあるか見ていきましょう。

 

 

 

大丈夫な例(機械的に発生する音)

 

【3段変速ギアの作動音】〇

内装3段ギアの自転車は、1→2→3と変速すると、車輪が回転する際のカチカチ音が大きくなります。

 

3段ギアの自転車が初めての方は驚かれるかも知れませんが、これは内部の部品が噛み合って作動している音なので問題ありません。

音を小さくしたり消すことはできませんのでご了承ください。

(簡単に言ってしまえば“そういうもの”ということです。ユニット化された内蔵ギアなので分解調整ができません)

 

 

 

【後ろハブのラチェット音】〇

自転車は漕いだ時だけ動力が伝わり、ペダルを止めると車輪だけが回転(空転)するようになっています。

でないとペダルも一緒に回ってしまうからです。

 

これは後輪にラチェット機構が組み込まれているからなのですが、このラチェットが作動するとカチカチ音がします。

ギアの有無にかかわらず、構造的に発生する音なので問題ありません。

 

※ちなみにロードバイクなど、スポーツ自転車用ホイールはかなりの音量が鳴るものもあります。
(プロフェッショナルはラチェット音でメーカーや銘柄を言い当てたりします)

 

 

【電動アシスト自転車のモーター音】〇

メーカーやモデルごとの違いはありますが、モーターが作動する時のブゥーンとかヴィーんという低い音。

こうした音についてもお問い合わせいただく事があります。

 

アシスト自転車では、モーターが作動し大きな力が発生しているので、機構的に発生する音です。

電動アシスト自転車に慣れていないと違和感があるかも知れませんが、問題の無い音です。

(3段ギア同様、モーターは分解や調整はできません)

 

 

 

このように、走行中は常に何らかの音が(主に駆動部から)発生しています。

逆に全くの無音ということは、何も動いていない、力が伝わっていないということになります。

 

静かな場所や音の反響しやすい環境(トンネルなど)で初めて気づくかも知れませんが、これらは機械的に発生する音なので異常ではありません。

 

また、音の感じ方は個人差があるため、どうしても気になるという方もいらっしゃいます。

しかし「機能上影響のない感覚的な現象」(要するに、壊れているわけではない、普通に発生する音や振動・感触)については各メーカーとも保証の対象となってはいませんのでご了承ください。

 

 

次はよくない音・ダメな場合です。

 

 

【何らかの接触音】×

  • ドロヨケが曲がってしまってタイヤに接触している
  • 後ステーについている反射板が曲がって車輪に接触している
  • 後輪サークル鍵につけたキーホルダーが長すぎて車輪に巻き込まれている

 

自転車のトラブルで多いケースを挙げてみました。

上記のように本来接触しないはずの物が擦ったり当たっている場合はアウトです。

 

原因として一番多いのは、転倒や何かにぶつかったり強い力で押されたりするものです。

特に駐輪場など不特定多数の人・車両が出入りする場所では、知らずのうちに隣り合う自転車が接触することがよくあります。

異常を感じたらそのままにせず、自転車店に相談しましょう。

 

 
▲そんなに簡単に曲がったりするものなの?と思われるかも知れませんが、
ドロヨケやチェーンのケースなど、外側のカバー類は、本来とは違う方向から力が掛かると、位置がずれ易いのは確かです。
(ちゃんと固定はされていますが、がっちり保持はされていません)
あまり全体をガッチリ頑丈にすると重くなって漕ぐのが重労働になりますし、コストも掛かります。
逆を言えば、動きやすい分、ちょっと調整すればすぐに元に戻ることも多いです。

 

 

【部品のゆるみによるガタつき】×

部品の固定がゆるんでガタガタする音。前カゴやチェーンケースの固定部に多い例ですね。

 

路面からの振動と衝撃で、どうしてもネジ類の固定がゆるむことがあります。

こうしたガタつきは、ゆるんだ部分を締めなおすだけで解決する場合が大半です。

しかし、直ぐに対処できない場合は、ひとまずネジが脱落しないよう、テープなどで押さえておくと良いでしょう。

 

ネジや固定部品を紛失してしまうと、修理に費用も時間も掛かってしまいます。

(専用部品だった場合、取り寄せが必要になったり、部品代が高く付くことがあります)

 

ちなみに、チャイルドシートについては、しっかりネジが締まっていても元々カタカタと音が出やすいです。

スライドしたり動く部品が多いためなので、これについては異常ではありません。

 

 

このように故障に伴う異音は、放置せずに早めに修理に持ち込みましょう。

そのまま乗り続けると大きな損傷に繋がることもあります。

ケガや病気と同じですね。

 

異常の見つけ方、セルフチェックの仕方は取扱説明書にも載っています。

自転車の説明書、ちゃんと読んでいますか? ~②保守点検の重要性~

 

その他、ブレーキの種類によるものや個別のケースも多々ありますので、関連記事をチェック!

 

 

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