「クロスバイクを買ったけれど、変速の操作がよく分からない」
「これから購入予定だけど、操作方法が不安」
そんな方に向けて、今回はクロスバイクの基本的な変速の仕組みや操作の方法、そして上手に使うためのコツをご紹介します。
(一部モデルによって操作方法が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。)
変速機の基本
変速機はギアを切り替えることで、ペダリングを「軽く」したり「重く」したりできる仕組みです。
後ろのギア(リアギア)
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**大きいギア(歯数が多い)**にするとペダルが軽くなり、発進や上り坂など力が必要な場面に適しています。
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**小さいギア(歯数が少ない)**にするとペダルが重くなり、下り坂やスピードを出したいときに適しています。
前のギア(フロントギア)
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後ろとは逆で、大きいギアにすると重くなり、小さいギアにすると軽くなります。
変速の操作方法
左右のシフトレバーで操作しますが、「前後で重くなる方向が逆」という点に注意してください。
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後ろ(右手側)
重くする ⇒ 人差し指で引く
軽くする ⇒ 親指で押し込む
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前(左手側)
重くする ⇒ 親指で押し込む
軽くする ⇒ 人差し指で引く
※前のギアは歯の間隔が広いため、重くする際はレバーをしっかり押し込むことがポイントです。
変速のコツ:「ケイデンス」を意識しよう
「ケイデンス」とは、1分間にペダルを回す回数のことを指します。
例えばケイデンス60rpmなら、右足ペダルが1分間に60回転(およそ1秒に1回転)するペースです。
スポーツとして自転車を楽しむ場合、このケイデンスを意識することがとても大切です。
適切な回転数で走ることで、筋肉の疲労や酸素消費を抑え、少ない負担で長く走れるようになります。
クロスバイクの場合は60~80rpmが目安です。
ぜひ、ケイデンスを意識して快適なサイクリングを目指してみてください。
ケイデンス管理に便利なアイテム
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興味のある方はぜひチェックしてみてください。
変速時の注意点
最後に重要な注意点をひとつ。
外装変速機を搭載したクロスバイクでは、必ずペダルを回しながら変速操作を行うようにしてください。
止まった状態で変速すると、変速機の破損や調整のズレにつながる恐れがあります。
正しい操作を心がけて、快適で安全なサイクリングを楽しみましょう!