cymaのモットーは「いい自転車を、もっと手に入れやすく」。しかし、人によってそれぞれ「いい自転車」は違います。従来の自転車にはないような、そしてもっと様々な人のための自転車を提供できるのではないか。
こうして、cyma商品開発部はスタートしました。
今回製作するのは、女性のための自転車。通学、通勤、普段の買い物など、女性のワークスタイルがもっと便利に、もっと楽しく、自分らしく過ごせるような自転車です。今回の特集では、製作過程をご紹介します!
200万人の女性が選んだアプリ「ラルーン」とコラボ
製作するのは、普段使いに最適なシティサイクル
ラルーン内アンケート※にて、約70%の女性が現在使用している自転車を「シティサイクル」と回答。また、使用用途は「通勤・通学・休日利用」と普段の生活内で利用しているということが判明しました。
この結果をもとに、女性自転車は普段使いに最適なシティサイクルを作成することに決定しました。
※調査概要 ●調査エリア:全国 ●調査方法:女性向けアプリ・サイト『ラルーン~女性の悩みケア~』会員様へアンケート調査を実施 ●調査期間:2015年3月 ●サンプル数:1,332名 ●対象:一般女性
キーワードは「利便性」と「自分らしさ」
自転車に対してどういった点に不満や問題を感じますか?
不満の内容として、最も意見が上がったのは、防犯や夜道の危険などの「安全性」ほぼ同数で「デザイン性」「機能性」でした。
意見を見てみると、
安全・機能面では「ライトの明かりが弱い。暗いので不安」「服装が制限される、特にタイトスカートは乗り降りがしづらい」「理想の型と色が一致する物がありません!かわいくない」「カゴは盗難の心配や重い物を乗せるとバランスが取りづらい」、と日常使いをする際の不満・不安があるようです。
また、デザイン面では、既存の自転車は「デザインがかわいくない」「おばさん感が漂う見た目」とかわいさに欠けることを指摘したうえで、「バリエーションの少なさ」や「パーツ1つずつのデザイン」に対して意見が集まっており、中でもカスタマイズを求める声が多かったです。
「みんな同じ自転車になってしまう」「シンプルすぎる」「色んな柄やカラーから自分の好きな服を選ぶようにできたら最高です」
基本的な機能をしっかり兼ね備え、女性の日常利用に求められる利便性を取り入れ、こだわったデザイン、そして自分らしさをプラスできる自転車が、求められていることに気づきました。
女性の意見を実際に聞きたい!商品企画ワークショップ
アンケートだけでなく、生の声を聞くために座談会形式のワークショップを行いました。普段自転車に対して思っていることや、私たちがアンケートから作成した自転車案をみてもらい、意見を出していただきました。
参加者は20代~30代のラルーンユーザー。学生から主婦まで様々なライフスタイルのユーザーに参加いただきました。
やっぱりかわいい自転車がいい!
毎日使うものだから、好きなデザイン、かわいいものにのりたい!ということは全員一致。
「かわいいサドルとかベルとか、目につきやすいものはふふってテンションがあがっちゃいそう」全体的なかわいさだけだなく、細部のワンポイントにも女性は気づきます。
「女性は選びたいよね。自分だけの自転車ができたら嬉しい」「かわいいは人によって違う!」
アンケートでも多かった「自分らしさ」「好きなものにカスタムしたい」は重要なポイントになっているようです。
かわいいだけはNG 実用性は必須!
デザインの話が盛り上がりましたが、それだけではダメ!と厳しい意見。お尻が痛くなりがちなサドルやタイヤの大きさ。そして、アンケートで不満 第一位になった安全性。
「夜道は暗くて怖い。事故だけでなく事件も不安」
自転車を企画・販売するうえで安全性は私たちも特にこだわりたいところです。
また、アンケートで最も意見が多かった「カゴ」についてはここでも長い議論になりました。
「買い物をよくするから、形は真四角がいい。台形は使いづらい」「荷物は多い日と少ない日があるので取り外しができたら嬉しい」
荷物が多くなりがちな女性にとって、カゴは重要なポイントのようです。
女性の声を詰めこんだ女性のための自転車。販売は2015年夏~秋を予定。
早く世に出したい!とはやる気持ちをおさえて、いただいた意見をもとに改善を繰り返し誠意製作中です。
お届けできる日まで、楽しみにおまちください!