値段で機能が変わるシティサイクルの機能徹底比較

似たような自転車なのに、値段が違うのはなぜ?

似たような自転車なのに、値段が違うのはなぜ?

自転車にどんな機能(パーツ)がついているかで値段が変わります

自転車はたくさんのパーツが組み合わさってできていて、一つ一つのパーツの種類、機能によって値段が変わります。例えばライトにおいても、「ダイナモ式」、「電池式」、「オート式」等様々な種類があります。では代表的な4つの機能についてみていきましょう。

整備士が教えるシティサイクル機能徹底比較!

  • ブレーキ
  • ライト
  • 変速機
  • タイヤ

ブレーキ

ブレーキはどれも一緒だと思っていませんか?しっかり走ってしっかり止まるためにはブレーキが大事!走る距離や乗る頻度で選びましょう!
ドラムブレーキ
後輪の軸についている金属の円盤をベルトでとめるタイプのブレーキ。
ドラムブレーキ

一般に普及しているブレーキの為、安価に手に入ります。

ベルトが劣化してくると音鳴りすることがあります。

近くまでの買い物等、チョイ乗りならこのタイプで十分です!

 
Vブレーキ
ワイヤー式リムブレーキの一種で、主にMTBやクロスバイクに装備されるブレーキ。
Vブレーキ

高い制動力を持ちながら、メンテナンス性が良いです。

リムの汚れや歪みによって制動力に影響が出ます。

高い制動力が特徴で、スポーティなシティサイクルならこれ!

ローラーブレーキ
ブレーキ内部のシューをローラーで押し上げて制動するタイプのブレーキ。
ローラーブレーキ

雨にも強く、嫌な音鳴りも発生しづらく、メンテナンスも長期間不要です。

ドラムブレーキに比べて高価です。

通勤通学等で雨の日も乗るならローラーブレーキがおすすめです!

ライト

みなさんご存知のダイナモ式から、ハイテクなオートライトまで、ライトもますます進化しています。予算や使用用途でチョイスするといいですよ!
ダイナモ式ライト(電球、LED)
タイヤの側面にダイナモを押し当てて発電するタイプのライト。電球やLEDを装備しています。
ダイナモ式ライト(電球、LED)

電池が不要なため環境にもお財布にも優しいです。LEDタイプなら球切れもほとんどありません。

発電機の抵抗で、オートライトに比べて走りが重くなります。

夜間にあまり自転車に乗る予定がなければこのタイプでOKです!

電池式ライト
電池で点灯するタイプのライト。通常シティサイクルにはライトが標準装備されている為、あまり採用されません。
ドラムブレーキ

点滅や点灯の切り替えができ、使用シーンに合わせた使い方ができます。またライトの種類で明るさも自由に選べます。

バッテリー切れには注意が必要です。

取り外しが可能なため、お好きな色やデザインのライトが選べます!

オートライト
車軸内部の発電機で発電し、暗くなったらセンサーで自動点灯するタイプのライトです。
オートライト

自動点灯なのはもちろん、点灯してもほとんど重さを感じず、LEDタイプなら球切れの心配もほぼありません。

ダイナモタイプに比べて高価です。

通勤通学など、毎日お乗りになるならオートライトがおすすめです!

変速機

走る距離やメンテナンス性によってどれを選ぶかが変わります!各タイプそれぞれに長所と短所がありますので、使う環境で選びましょう。
変速無し
変速機能を持たないシンプルな構造のタイプです。
変速無し

重量が軽く、構造もシンプルなので安価でチェーン外れ等のトラブルにも強く、壊れにくいです。

長距離や、坂が多い道を走ると少々大変かもしれません。

平地走行メインで、あまり長距離を走らない方におすすめです!

外装変速
スポーツ用に生まれた変速機です。複数枚あるギアにチェーンをかけかえることによって変速を行うタイプです。
外装変速

内装変速に比べて変速段数が多く、走路に合わせて最適な変速が可能です。

停車時の変速操作は行えません。また、内装式に比べて外部からの衝撃に弱いです。

変速の幅が広いため、近所への買い物から長距離まで、らくらく乗れます!

内装変速
街乗りに特化した変速機です。車軸内部の遊星ギアを手元のレバーで切り替えます。
内装変速

停止時のギヤチェンジ可能なため漕ぎ出しがラクで、ギヤが露出してないので転倒やチェーン外れ等の等のトラブルにも強いです。

外装変速に比べて変速段数が少なく、高価です。

メンテナンスフリーで長く乗れ、使い勝手◎。街乗りに最適です!

タイヤ

一般的に普及しているのはノーマルタイヤですが、肉厚でパンクに強いタイヤや、パンクをしないタイヤもあります。長所と短所を見極めて選びましょう!
ノーマルタイヤ
一般的なシティサイクルに幅広く装備されているタイプのタイヤです。
ノーマルタイヤ

安価でどこでも手に入りやすいです。また、カラーバリエーションが多いのも特徴です。

耐パンクタイヤと比べると耐久力は劣ります。

一般的なシティサイクルにはほぼこちらが装備されています。

 
耐パンクタイヤ
タイヤのゴムが通常のものよりも肉厚になっているタイプのタイヤです。
耐パンクタイヤ

肉厚タイヤで異物の貫通を阻み、パンクを未然に防ぎます。また、長期間使用できます。

タイヤの重量が増すため、漕ぎ出しが重くなりがちです。また、ノーマルタイヤに比べて乗り心地は固いです。

パンクに強く、通勤通学等で長期間お乗りいただく方におすすめです。

ノーパンクタイヤ
タイヤの中に、空気ではなく、ジェルやウレタンが注入されているタイプのタイヤです。
ノーパンクタイヤ

空気を入れないため、空気漏れ等、パンクの心配がありません。

タイヤ内が空気でないため、乗り心地は固め。ノーマルタイヤに比べ、走りは重いです。

パンクはしませんが、乗り心地と、後々交換が必要になった場合のことを考えて検討しましょう。

このタイプの自転車は、今後取り扱い予定です
Staff Voice
整備士気になる機能はありましたか?そのほか、各パーツの素材や形状、スタンドや荷台の装備などでも値段が変わります。全て搭載しようと思うと大変高価になりますので、必要だと思う機能でお探しいただくと、あなたにぴったりの良い一台に出会えると思います。