日本全国 正道マップ
〜cyma primerで日本各地の感動と驚き、道を探して〜
北海道(道北):滞在日数26日
北海道編は長いため、4つにわけてお送りします。
国道274号線
夕張市
札幌から夕張市に向かうルート。
札幌から少し走ると、コンビニもあまりない自然豊かな光景が広がります。
延々と続く畑や牧草地が地平線の彼方まで広がってそうなこの道は、走っているとまるで自分が同じところをグルグルと回っているのではないかと思ってしまいます。
アップダウンも少なく、かなり走りやすいのですが札幌以降町がないので、自転車トラブルがあった際は困ると思います。万全な状態で行くべき。
ちなみにこの辺りは凄く獣臭くなってきます。
札幌から少し走ったところに「あいすの家」という店があって、そこのアイスは美味しいですよ。
しかしかなりの速度で溶けるので、買ったら一瞬で食べる勢いじゃないと手や地面が汚れそう。
僕は手と地面両方汚れました。
国道452号線と富良野市街
富良野市
道の駅夕張メロードから、富良野市までの道程。
途中に現れる湖は、実はほんの数年前まであった村が沈んでるんだとか。
よく見ると湖の端にコンクリートの道などがあります。とても大きくて綺麗な湖ですが、村が沈んでいると分かると見方も変わってきます。
どこか寂しい、それでいて美しい。そんな湖の横を走り、ひたすら山の中を走っていくと、川にかかる綺麗な橋も見えてきます。
アップダウンは若干ありますが、花が綺麗な場所や、滝が見れる場所もあり楽しめますよ。
富良野市に入ると北海道で1番標高が高いトムラウシ山含めた大雪山が待ち構えてあり、一気に景色が変わってきます。
国道237号線
美瑛町
美瑛町は”丘の町”として有名。富良野市から美瑛町に入ると、早速丘が現れます。
丘があるくらいなので、アップダウンは少し多め。
富良野市の真っ直ぐ平坦で山を片手に走る道から、いきなり曲線の多い丘の町に変わるので、走っていると面白いです。
TVCMなどにも使われる丘が集まる場所があり、マイルドセブンの丘、セブンスターの丘など丘尽くし!
近くには花畑の丘あって、写真がないのが残念ですがそこは色鮮やかな丘が広がっています。
ライダーハウス「蜂の宿」
美瑛町
”北海道三大沈没スポット”の1つと言われるライダーハウス。
ライダーハウスとは、自転車や、バイク、徒歩、車などで旅をしている方向けの宿泊施設です。徒歩や車は除かれる場合もあるので注意。
沈没というのは、旅をしている方が、居心地が良すぎるため何泊もしてしまうことを言います。
ここ蜂の宿は一泊500円。
そして併設している居酒屋で1500円以上食事すると宿泊費500円は返金というサービスも。
200円のシャワーも借りることができます。
女性部屋もあり、女性も結構訪れてます。マスターと釣りやカヤックに出かけることもしばしばあるそう。
ここでの出会いが今も繋がってたりしています。僕のお気に入りの場所の1つです。
ライダーハウス「ブンブンハウス」
比布町
旭川市から10㎞程離れた場所にあるライダーハウス。
一泊300円で、綺麗な施設。昔自衛隊でトラック乗りだったおじいちゃんが居て、話を聞くのも面白いです。
オロロンライン
稚内市
自転車乗り、バイク乗りなら1度は走ってみたいと思う「オロロンライン」。
ポイントは天塩町から国道ではなく海沿いの道に出ること。
そこにはひたすら真っ直ぐ地平線の彼方まで続く道が広がり、終わりが見えません。
右には風車が、左には海が見える景色はたまらないですね。
ここでは自転車、バイクの方と会うことが多いです。
ひたすら電柱も何もない道が続くので、飲食や、自転車トラブルなどの準備はしていくべきかもしれません。
そして本当にひたすら真っ直ぐなので、途中から精神が疲弊してきます。
バイクならひとっ飛びですが、自転車だと数時間終わりのない景色が広がるので…ここは1人で行くよりも、2人くらいの人数で行くことをオススメします。
礼文島フラワーロード
礼文島
礼文島のフラワーロードには、礼文島に咲く花のほとんどが集まっているらしいです。
少し登りがキツかったりはしますが、晴れた日は絶景です。
雨の日は、足場がドロドロして歩けたものではないので、晴れの日に行くべき。
途中には、映画「北のカナリア」の撮影舞台になった学校などもあります。
エヌサカ線
猿払村~浜頓別
国道から1本海沿いにある道を行くと、そこはオロロンラインと同じように、ひたすら直線で街頭も何もない道が広がっていました。
牛もいます。この道沿いの牛は、声をあげれば、数十頭が集まってくるので面白いですよ。
しかし、この曇り空の中先が見えない道は終わりが見えず晴れの日以上に精神的に疲れました。
観光スポット
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ファーム富田 (富良野市)
ラベンダー畑が有名な富良野市。
そしてラベンダー畑を見るといえば、この「ファーム富田」でしょう。
僕が行った時は若干季節が早く、ラベンダーはまだ咲き誇っていませんでしたが、ラベンダー以外の花が凄く綺麗でした。
色鮮やかなその光景は見る人の心を弾ませ、そしてその香りで気分は和まされます。
ここで販売されている「ラベンダーソフトクリーム」は好き嫌いが別れる味として知られています。
僕はあんまり好きじゃなかったです(笑)
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十勝岳と青い池(美瑛町)
ライダーハウス蜂の宿の前の通りを真っ直ぐ山に向かっていくと、青い池があります。
パソコンの壁紙にも使われることもあるその景色は絶景。青森県白神山地の青い池とは違った青さがそこにはありました。
そしてその青い池からさらに山に進むと、十勝岳へといけます。
標高は2000mを越え、険しい道程です。足場は大変滑りやすく、下山の際は写真のようにお尻で滑って降りるほど(笑)
僕が行った際はガス(霧)が発生しており、道に迷いそうになるなど結構危険な状態でした。しかし登頂した際の達成感は凄まじいものなので、ぜひ。
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天塩川(天塩町)
天塩川から見る夕日は絶景。奥にたたずむ利尻山と夕日の風景は忘れられません。
この川沿いは非常に気持ちがいいので、サイクリングするのにもピッタリ。天塩川の河口では釣りをやってる人も多く、釣りでもしてみては。
天塩川付近にライダーハウスもあり、宿泊にも困りませんよ。
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礼文岳(礼文島)
礼文岳は、礼文島で1番高い山です。
1番高いといっても、標高は約400m程です。
お手軽に行ける山なのでぜひ行ってみては。礼文岳頂上からは、晴れた日なら礼文島が全て見渡せますよ。
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桃岩荘ユースホステル(礼文島)
礼文島に来たなら、桃岩荘に行かないと損です。
桃岩の下に佇むこの桃岩荘ユースホステルは、「三大キチガイホテル」の最後の生き残りと言われており、歌って踊る愉快なホテルです。
好き嫌いが分かれると言われてますが、僕は大好きです。
ホテルの職員(ヘルパー)さんの熱い思いとエネルギーたっぷりのその姿は、ただその場にいるだけで元気を貰えます。
ヘルパーさんの寸劇を見たり、歌って踊ったり、本を読んだり。最高の時間でした。
桃岩荘から見える夕日はとても綺麗で、夕日が見える時はみんなで外に出て歌うイベントもあります。
外国人の方もとても多いので、海外の方と触れ合うチャンスも豊富。
7月でも肌寒い時があり、ストーブを焚いてその前でみんなで横になるのも最高でした。皆さん、ぜひ行きましょう。
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ペシ岬展望台(利尻島)
利尻島の鴛泊港フェリーターミナルのすぐそばにあるこのペシ岬展望台からは、利尻富士とフェリーターミナルを望む景色を見ることができます。
ペシ岬展望台の麓には、無料で入れる写真展もあり、そこのおじさんと利尻島について話すのも良いですよ。
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利尻富士(利尻島)
利尻富士は、標高1500m程を海抜0mから登ることで有名。登る前に海面に足をつけて登るのが定番です。
利尻富士は、鴛泊コースと、沓形コースの2つのコースがあり、沓形コースは上級者向けと言われてます。
僕は鴛泊コースから登りました。鴛泊コースは、比較的楽なコースで、19歳の登山初心者の僕でも、登りと下り合わせて5時間程でした。
足場が滑りやすい場所も少しあるので注意。
利尻富士頂上からは、利尻島が見渡すことができ、右手は晴れ晴れとした光景、左手は雲海なわて景色も見ることが出来ますよ。
利尻島に行ったならばぜひ行ってほしい場所。
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日本最北端「宗谷岬」(稚内市)
日本最北端、宗谷岬。
観光バスで来てる方、バイクで来てる方、僕みたいに自転車でやってきた方、色々な方がいます。
日本一周している旅人にとっては、思い入れのある地かもしれません。ここを境に、北上から南下へと進路が変わっていくのですから。
旅の節目となる場所だと思います。
道北名物
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旭川名物「旭川ラーメン」(旭川市)
僕が訪れた際は「ラーメン屋 天金」にお邪魔しました。
ここも行列ができるラーメン屋で、旭川ラーメンと言えば、醤油ラーメン。
札幌ラーメンの時のような間違いはせず、醤油ラーメンを注文。美味しくいただきました。
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天塩町名物「天塩あさりらーめん」(天塩町)
天塩町の道の駅から数分歩いた場所にある喫茶店でおじさんにご馳走になりました。
塩ラーメンと天塩川で採れたあさりの組み合わせは美味しかったです。
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巨大ソフトクリーム(道の駅 富士見)
天塩町の手前にある道の駅富士見では、巨大ソフトクリームか500円程で販売されています。
本当にとてつもなく大きいです。大きさはスマートフォン縦の長さ2個分くらいあります。
肌寒い日には食べたくない品ですね。しかしお味は美味しい。
この巨大なソフトクリームを食べると、しばらくは普通のソフトクリームじゃ満足できなくなります(笑)
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礼文島名物「ほっけのちゃんちゃん焼き」(礼文島)
礼文島に来たら、絶対に食べて欲しい一品。
普段食べるほっけとは全く違います。
ほっけに味噌をのせて、目の前で焼いてアツアツでプルプルのほっけはもう最高ですよ。これは、ぜひ食べてください。
ほっけは、この料理のために生まれてきたんだ…と思ってしまいます。
オススメは温泉の前付近にあるお店です。
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礼文島名物「ほっけの蒲焼き丼」(礼文島)
礼文島のフェリーターミナル内のレストランで食べることができます。
ほっけの蒲焼きなんて食べたことがなかったので新鮮。
しかも美味しかったです。フェリーターミナル内にあるので、気軽に寄れるのがいいですね。