夏が終わり、これから深まっていく秋。秋といえば紅葉ですよね。今回の特集は、紅葉が美しい京都。
京都観光は自転車がオススメです。京都は主だった観光スポットが自転車で行ける範囲に点在しています。
バスの渋滞や時刻を気にしないで京都の空気を感じながら紅葉めぐりをしてみてはどうでしょうか。

 

今回は「京都観光オフィシャルサイト 京都観光navi」で紹介されているルート、「京都駅周辺~東山エリア観光スポット」を巡ってきました。有名な寺社仏閣だけでなく京都の町並みをゆっり堪能することができるルート。自転車で走るからこそ、見えた景色がありましたよ。



 

西本願寺


京都駅を出発して始めに到着したのは世界遺産にも登録されている西本願寺。

西本願寺は通称で、正式名称は「龍谷山 本願寺」。国宝・重文など文化財が多く、見応えがありました。

広々とした境内や迫力のある木造建築は圧倒されます。入場料も無料で、駐輪場もあるので自転車で観光するならぜひ行きたいスポット。



 

高瀬川


高瀬川は、豪商・角倉了以が開いた物資輸送のために鴨川の水を引いて開いた人工運河。

京都中心部と京都南部の伏見をつなぐ川です。

川沿いを走っていくのは、とても気持ちがいいですよ。

周辺にはカフェも多いので、疲れたら一休みもできます。


 



 

宮川町界わい

五花街のひとつ、宮川町。祇園や先斗町に比べると目立たないかもしれませんが、

しっとりした風情があります。

鴨川沿いの道は爽やかで走りやすく、一本中に入ると京都らしい町並みが広がっています。  

舞妓さんに関係する建物も多く、のんびりと通るだけでも楽しい場所です。


 




建仁寺

祇園から1 番近く、京都で最も古い禅寺。国宝の「風神雷神図屏風」の迫力はぜひ生で見てください。

祇園の町中にあるのが、信じられないほど静かな時間が流れています。

紅葉の見どころは方丈の庭。

秋は建仁寺で、心を落ち着かせゆっくりと庭をながめてみてはどうでしょうか。



花見小路・祇園界わい

 


祇園の中心を通るメインストリート。由緒ある茶屋や料理屋が立ち並んでいます。

京都といえば、と言われた時に思い浮かべる方も多い風景ではないでしょうか。

先ほどまでの道が比較的静かに落ち着いていたのに比べて、行き交う人が多いです。

ここは自転車で走るのは禁止な区間。

すぐに裏道に入りましたが、どこを通っても京都らしい町並みに癒やされます。




巽橋


祇園の北側に位置する白川にかかる橋です。

芸舞妓さんが芸事の上達を祈って訪れる辰巳大明神もすぐ側にあります。

石畳が美しく、茶屋が立ち並ぶ美しい地区。

着物姿の観光客や、観光客を乗せた人力車も多く、写真スポットとしてもいいかもしれませんね。

紅葉シーズンになると橋の周りの木々が色づき、石畳とのコントラストで大変美しい光景に。





平安神宮


平安遷都1100 年を記念し、明治時代に創建された平安神宮。

鮮やかな朱塗りの鳥居は遠くからでも目立ち、平安神宮のシンボル。

小川治兵衛によって作庭された約1 万坪もある神苑はこれから深まる秋にぜひ訪れて欲しい場所。

木々の鮮やかな色が、鏡のような水面に映り、見ていると時間を忘れてしまうのではないでしょうか。



琵琶湖疏水

 


滋賀県大津市から琵琶湖の水を京都市内に引かれた水路。

疎水は水を供給するだけでなく、水辺に憩いの場を作り、岡崎地域に多くの別荘や庭園が築かれる呼び水ともなりました。
桜の季節は名所として賑わいますが、その桜は秋になると紅葉し、春とは異なる景色を見せてくれます。
この辺りは人通りも少なく、自転車で走りやすいですよ。




  • 京都は自転車で観光しよう

1 日、京都を走ってみてわかったのは自転車での予想以上の走りやすさ。

河原町中心に自転車通行規制がある場所もありますが、自転車専用道も整備されており街はほぼ平坦でアップダウンもなく気持ちよく走ることができました。

また、今まで電車やバスで観光したときには気付かなかった景色を見ることができました。
川が多く、風を切って走るのは清々しく、どの道を通っても京都らしさを感じる風情があり、自分しか知らない京都を見つけるのはとても楽しかったです。

紅葉の季節では、また違った光景が見えるかもしれませんね。

ぜひ秋のにおいを全身で感じながら自転車を走らせてください。


  




 

今回使用した自転車は折りたたみ自転車のBEAT。
折りたたみには珍しいカゴや、カギ、スタンドがついており、観光先で使うのにぴったりです。
外装6 段変速機が搭載されているので疲れ知らず。
車に積み込んで、色々な場所に連れて行きたいですね。
今回使用したのは、ネイビーとホワイト。

家族でも友人でも恋人でも、ペアで使うのもいいですね!






※取材時期が8月下旬だったこともあり、紅葉の写真は「KYOTOdesign」様よりご提供頂きました。