買う前に知っておきたい電動自転車の速度 ~速い?安全?時速24km制限の理由とは~
あなたは電動アシスト自転車と普通のママチャリなら、どちらのほうが速く走れると思いますか?
「電動アシストがついているんだから、いくらでも速く走れそう」
「おじいちゃんおばあちゃんが電動アシスト自転車に乗っているのをよく見るから、電動アシストがついていても意外とゆっくり走るのかも」
といったイメージが強いことかと思います。
しかし、
「イメージだけで購入していざ使ってみたら期待はずれだった…」
という苦い経験はありませんか。
値の張る買い物なだけに、後悔したくはないですよね。
そこでこの記事では、次の4つについて紹介しています。
- この記事の内容
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- 電動アシスト自転車の平均速度
- 電動アシスト自転車のアシスト力
- 電動アシスト自転車ならではの注意点
- 電動アシスト自転車とママチャリの比較
記事の最後にはメーカー別の電動アシスト自転車を紹介していますので、参考にしてみてください。
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アシスタU STD
¥89,000(税別)¥97,900(税込)
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TB1e
¥133,000(税別)¥146,300(税込)
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フロンティアデラックス
¥127,800(税別)¥140,580(税込)
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STEPCRUZ ステップクルーズe
¥129,739(税別)¥142,713(税込)
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アルベルトe L型
¥141,110(税別)¥155,221(税込)
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TDN-212L
¥81,636(税別)¥89,800(税込)
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(※2024年11月16日時点のランキングです。2024年1月1日~2024年11月15日までに販売された自転車の台数をもとに算出しています。)
目次
電動アシスト自転車の速度は?速さについて徹底解説
電動アシスト自転車の平均速度は、ママチャリとだいたい同じくらいです。
ママチャリ | 電動アシスト自転車 | |
---|---|---|
平均時速 | 12~15km/h | 10~17km/h |
電動アシストが付いているのにママチャリと同じくらいの速度しか出ないの?と思うかもしれませんが、それはアシストが利く速度には限界があるからです。
電動アシスト自転車のアシストが利く速度には、道路交通法によって 時速24kmまでと制限があります。
走り出しなど速度が出ていないときは力強くアシストされますが、スピードが上がるにつれて徐々にアシスト力は下がっていき、時速24㎞に達すると完全に自分の漕いだ力でのみ進むようになります。
つまり、電動アシスト自転車で時速24km以上の速さで走ることは可能ですが、速度が上がるほど漕ぐ力が必要になるのです。
また電動アシスト自転車は一般的なママチャリより車体重量が重いです。
重い車体を動かすには漕ぐ力が必要となり、アシストなしではなかなかスピードが上がりにくいことも原因の1つと考えられます。
電動アシスト自転車 | ママチャリ | |
---|---|---|
平均車体重量 | 16~19㎏ | 26~35㎏ |
注意!アシストが利く速度を時速24km以上に改造すると違法に
時速24kmの制限は、道路交通法によって定められているものです。
時速24kmを超えても電動アシストが利くようにリミッターを外した乗り物で公道を走ることは、 法令違法になります。
リミッターをはずしてアシスト力を上げることは物理的には可能ではありますが、法令違反になってしまうので、出来てもすべきではありません。
電動アシスト自転車のアシストは速く走るためのものではなく、あくまでも楽に漕ぐためのものです。
次章ではどれくらい楽に走れるのか、どのように楽に走れるのかを解説していきます。
電動アシスト自転車の一番の特徴は安全で楽に漕げること
ここでは、電動アシスト自転車の「アシスト力」について説明していきます。
「アシスト力」とは、漕いだ力をアシストして自転車を動かしてくれる力であり、これこそが楽に走れる理由なのです。
では、そのアシスト力があるとどれほど楽なのかを詳しく見ていきましょう。
電動アシスト自転車の速度とアシスト力
電動アシスト自転車のアシスト力は、時速によって変化します。
時速10㎞までは漕いだ力の2倍分のアシスト力がかかり、徐々にアシスト力は下がっていき、時速24kmで0になります。
つまり、速度が上がれば上がるほど、アシスト力は下がっていくのです。
先程もお伝えした通り、電動アシスト自転車の平均時速は10~17㎞です。
平均速度で走るとすると、1~2倍のアシスト力がかかります。
つまりママチャリと比べると 疲れは1/3~1/2、距離で表すと 車輪半周分漕いだら車輪1周~1周半分進むということです。
電動アシストとギア(変速機)の関係
ここでは、適切なギア数とアシスト力について説明します。
適切なギア数に調節することのメリットは、より楽に走れることです。
ギアの付いていない自転車もありますが、ここでは3段変速がついた電動アシスト自転車を想定しています。
電動アシスト自転車に乗るときの、適切なギアの重さは道の傾斜によって異なります。
- 坂道、発進時→1~2の軽めのギア…漕ぎ出しを軽くする
- 平坦な道→3の重めのギア…漕ぐ回数を減らす
電動アシストは、漕いだ分に対して進む距離が増えます。
ギアはペダルの重さを調節できます。
つまり、 坂道ではギアを軽くして楽に漕ぎ出せるようにし、 平坦な道ではギアを重くしてペダルを漕ぐ回数を減らすと、電動アシストとギアを使って楽に乗ることができるのです。
ここまで、電動アシスト自転車の速度と、一番の特徴である楽さについて説明してきました。
では、ここからは、電動アシストだからこそ気をつけてほしいポイントを紹介していきます。
いざ買おうと思った時に少しでも後悔することのないように、ぜひチェックしてみてください。
電動アシスト自転車を買うときの注意点|メーカーによる違いに注目
電動アシスト自転車は、メーカーや商品によって、大きく分けて バッテリーの充電時間、1回の充電で走れる距離、走行パターンに違いがあります。
それぞれの特徴とどのような使い方をしたい人におすすめかを紹介していきます。
- 1回の充電をササッと終わらせたい人→充電時間の短いもの
- 充電の頻度を少なくしたい人→1回の充電で走れる距離の長いもの
- 充電の消費量を抑えたい→走行パターンを選択できるもの
充電時間と1回の充電で走れる距離はおおよそ比例しています。
充電時間 | 1回の充電で走れる距離 | 価格 |
---|---|---|
長い | 長い | 高い |
短い | 短い | 安い |
よって、 値段を抑えたい人や1回の充電を手短に終わらせたい人には、 充電時間が短いものがおすすめです。 また、 充電の頻度が少ないほうがよいという人には、 走行距離が長いものをおすすめします。
また走行パターンの種類にも違いがあります。
走行パターンがONとOFFだけのものもあれば、アシスト力を2~3段階選べるものもあります。
アシスト力が段階的に上がるとよりスイスイ進むように感じられますが、充電の消費量は上がります。
よって、 充電の消費を抑えたい人は、 走行パターンを選択できるものがおすすめです。
電動アシスト自転車に乗るときの2つの注意点
続いて、電動アシスト自転車に乗るときに気をつけてほしいポイントを2つ紹介します。
安全で快適に乗るためにも、ぜひ頭の片隅に置いておいてください。
漕ぎ出しに注意
電動アシスト自転車に乗る時は、慣れるまでは漕ぎ出しに注意してください。
アシストがあると、 「思った以上の速さで走り出す」感じがあります。
ママチャリと同じような感覚で漕ぎ出すと、体が置いていかれて発進が不安定になってしまいます。
ギアを軽くしてゆっくり漕ぎ出し、徐々にアシストされたスピードに慣れていきましょう。
バッテリー切れに注意
電動アシスト自転車に乗るにあたって気をつけたいのが、バッテリー切れです。
外出中にバッテリーが切れると、ただの重たいママチャリになってしまいます。
そのため、こまめな充電が必要です。
充電の残量は、電動アシスト自転車に付属の液晶モニター(下記参考画像参照)で確認ができます。
多く走ると分かっている日は特に、頃合いを見て充電するようにしましょう。
あなたに合うのはどっち?電動アシスト自転車とママチャリを徹底比較
電動アシスト自転車を買うか、ママチャリを買うか迷っている人もいるのではないでしょうか。
確かに電動アシスト自転車は走行が楽です。
しかしママチャリと比べるとおしなべて値段が高いのも事実。
そこで、ここでは電動アシスト自転車とママチャリをメリット・デメリット・価格帯で比較しました。
電動アシスト自転車 | ママチャリ | |
---|---|---|
見た目 | ||
メリット |
|
|
デメリット | 車体が重くて駐輪する時に持ち上げるのが大変 | 自分で漕いだ力以上のスピードは出ない |
価格帯 | 6,5万~11万円 | 1,5万~5万円 |
同じ距離を走るなら、ママチャリより電動アシスト自転車のほうが漕ぐ力と疲れは少ないでしょう。
一方ママチャリは、車体重量が軽いため、電動アシスト自転車より時速24km以上のスピードを出しやすいです。
よって、単純に身軽に乗りたい人や安く自転車を買いたい人には、車体が軽くて 漕いだ分だけスピードが出るママチャリをおすすめします。
また、 買い物で使いたい人や子供を乗せて走りたい人、足腰の弱い年配の方には、 楽に漕げる電動アシスト自転車がおすすめです。
「電動アシスト自転車を考えていたけれど、ママチャリや他の自転車のほうが自分には合っているかも」
と思ったあなたには、こちらのURLから商品を見ることが出来ます。
ぜひ一度、自分の好みの自転車があるか探してみてください。
\あなたにピッタリの一台に出会う/
やっぱり電動アシスト自転車がほしい!というあなたに、次項ではメーカー別の電動アシスト自転車を紹介しています。
先ほど紹介したバッテリーの充電時間、1回の充電で走れる距離、走行パターンの種類を掲載しているので、合わせて見てみてください。
メーカー別の電動アシスト自転車を紹介
電動アシスト自転車のメーカーは日本に8つほどあります。
その中で、ママチャリと同じような用途で使える商品を展開しているメーカーは、 ブリヂストン、 Panasonic、 YAMAHAの3メーカーです。
当通販自転車サイトcyma-サイマ-で取り扱っている電動アシスト自転車と子どもを乗せられる電動アシスト自転車を、上記3メーカーから1車種ずつ紹介します。
人気国内メーカーの厳選電動アシスト自転車3選
ブリヂストン(BRIDGESTONE)
ブリヂストン(BRIDGESTONE)
フロンティアデラックス
- サイズ:
- 24/26インチ
- 適応身長:
- 136/140cm~
- 変速:
- 内装3段
- 車体重量:
- 26.7kg
¥127,800~(税別)
¥140,580~(税込)
バッテリー長持ちの両輪駆動!ワンランク上の普段づかいモデル。
スタッフの声Check!!
フロンティアデラックスの魅力は、高い性能です。 走りしながら充電できる両輪駆動(デュアルドライブ)を搭載しているため、充電の頻度が格段に少なく済みます。 さらに、サビる心配のいらないカーボンベルトドライブに、耐パンクタイヤを装備しているので、メンテナンスや修理の手間もかかりません。 せっかく電動アシスト自転車を買うなら高性能な一台をお値打ちに買いたい!という人におすすめの一台です。
- この自転車の口コミ
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ピンクも可愛いし、乗り心地もいいでーす!
前後輪駆動・・・・。これは乗ってみた人にしかわからない満足感。電動自転車として一般的な後輪駆動と比較して当然微妙な違いではあるが確実に前輪が駆動していることがわかる!!特に登りの坂道はダンゼン楽。
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パナソニック(Panasonic)
パナソニック(Panasonic)
ビビ・EX
- サイズ:
- 24/26インチ
- 適応身長:
- 138/141cm~
- 変速:
- 内装3段
- 車体重量:
- 28.6kg
¥145,272~(税別)
¥159,800~(税込)
ラクイック搭載!ビビシリーズ最高級モデル
スタッフの声Check!!
ビビ・EXの魅力は、ラクイックを搭載しているところです。 カギを取り出さなくてもワンタッチで解錠できるので、カバンに入れておけば忙しい朝もサッと漕ぎ出せますね。 パンクに強いパンクガードマンタイヤを採用しているので、修理が必要になるリスクも低いです。 長く使いたくなる快適な一台を探している人におすすめです。
ヤマハ(YAMAHA)
ヤマハ
PAS With
- サイズ:
- 26インチ
- 適応身長:
- 146cm~
- 変速:
- 内装3段
- 車体重量:
- 26.8kg
¥110,420~(税別)
¥121,462~(税込)
軽さと機能、使い勝手に優れたベーシックモデル
スタッフの声Check!!
YAMAHAのスタンダートモデルが進化しました!「スマートパワーアシスト」を搭載し走行中状況に応じて賢く自動でパワーコントロールします。さらに坂を上っている時のアシスト力を従来の約1.5倍に高める事により力の弱い方でもより簡単に坂を登れるようになりました。アシスト力が上がっても、一度の充電で最大100kmも走行可能なので長距離のお出かけでも安心です。自転車本体の設計も見直し、サークル錠をキャリア後方に配置する事で駐輪時の操作性の向上を図ったり、リアキャリアの形状の変更と取付け位置の変更により荷物やオプションのチャイルドシートを取り付けた時の安定性が向上しました。2024モデルからはバッテリーのがコンパクトになり片手で取りはずしやすく軽くなりました。
\あなたにピッタリの一台に出会う/
人気国内メーカーの子ども乗せ電動アシスト自転車3選
ブリヂストン(BRIDGESTONE)
ブリヂストン(BRIDGESTONE)
bikke MOB dd (ビッケモブdd)
- サイズ:
- 20インチ
- 適応身長:
- 142cm~
- 変速:
- 内装3段
- 車体重量:
- 33.5kg
¥139,000~(税別)
¥152,900~(税込)
またぎやすさはシリーズNo.1!スカートでも乗り降りしやすいコンパクトモデル
スタッフの声Check!!
bikke MOB ddはまたぎやすさシリーズNo.1の子乗せ電動アシスト自転車です。 ブリヂストンの子乗せ自転車の中ではフレームの位置が低く、後ろ乗せモデルなので乗り込むスペースが十分にあります。 カゴも付いているので買い物にも便利ですね。 幼稚園の送り迎えや買い物など、乗り降りする回数が多い人におすすめです。
- この自転車の口コミ
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娘も「ママ、自転車たのしい!」と、乗るたびに話しかけてくれます。身長172センチの夫も乗りやすいようで、用事がなくても娘とサイクリングに出かけてくれます。 色はブルーグレーにしましたが、とってもおしゃれで、周りからも褒められました。 本当に買ってよかったです!(一部抜粋)
フラつきもなく、子供も楽しんで乗っています。カラーも自由に組み合わせて出来、人と被らないので気に入っています。 走り出しも快適で、行動範囲も広がりそうです。(一部抜粋)
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パナソニック(Panasonic)
パナソニック(Panasonic)
ギュット・クルームR・EX
- サイズ:
- 20インチ
- 適応身長:
- 142cm~
- 変速:
- 内装3段
- 車体重量:
- 31.7kg
¥167,980~(税別)
¥184,778~(税込)
ラクイック&クルームリヤシート搭載!パナソニックの子乗せ自転車フラッグシップモデル
スタッフの声Check!!
ギュット・クルームR・EXの魅力は、新作のクルームリヤシートに加えてラクイックも搭載している贅沢さです。 お子さまの頭を柔らかく包み込むクルームリヤシートで、お子さまも安全で快適に乗りつづけられます。 さらにラクイックを搭載しているので、カギを探したり差し込む手間もなくお子さまを乗せたらすぐに発進が可能。 お子さまもパパ・ママも快適に走れる一台です。
ヤマハ(YAMAHA)
ヤマハ
PAS kiss mini un SP
- サイズ:
- 20インチ
- 適応身長:
- 142cm~
- 変速:
- 内装3段
- 車体重量:
- 30.6kg
¥146,000~(税別)
¥160,600~(税込)
コクーンチャイルドシート搭載!パパとママの優しさを形にした1台
スタッフの声Check!!
2017年の発売以来、多くの子育てファミリーから支持されている「PAS Kiss mini un SP」。その理由はヤマハならではのアシスト性能やオリジナルチャイルドシートなど、家族みんなに優しく便利な機能が揃っているから。ヤマハならではのスマートパワーアシスト機能を搭載し、走行状況に応じて最適なアシストを自動で供給。モード切替えの手間なく運転に集中できるので安心です。長距離も安心の大容量15.8Ahバッテリー搭載で、強モード:54km、スマートパワーモード:60km、オートエコモード:80km走行できます。高い安全性とロングセラーモデルならではの機能性の高さは毎日使うお母さん、お父さんの強い味方です!
\あなたにピッタリの一台に出会う/
最後に
いかがでしたか?
ここまでの内容をおさらいすると、以下の通りです。
- 電動アシスト自転車の平均時速は10~17km(ママチャリと同じくらい)
- アシストの限界が時速24kmであることは、道路交通法によって定められている
- 電動アシスト自転車のアシスト力は、時速10kmまでは漕いだ力の2倍、時速10km以上で徐々に弱くなっていき、時速24kmで0になる
- 漕いだ分だけスピードを出したい人はママチャリ、楽な漕ぎ心地で走りたいご年配の人やママさんには電動アシスト自転車がおすすめ
ぜひあなたにぴったりの電動アシスト自転車を探してみてください。
\あなたにピッタリの一台に出会う/
電動アシスト自転車の速度に関するQ&A
- Q. 電動アシスト自転車の平均速度は?
-
A. 電動アシスト自転車の平均速度は、時速10~17kmです。
ママチャリの平均速度が時速12~15kmなので、ママチャリとだいたい同じくらいの速さです。
- Q. 電動アシスト自転車のアシスト力には外界がある?
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A. 電動アシスト自転車のアシストが利くのは、時速24kmまでです。
これは道路交通法で定められているので、どのメーカー、どの商品でも共通しています。
- Q. 電動アシスト自転車のアシスト力を制御するリミッターをはずすことはできる?
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A. できたとしても、やらないことをおすすめします。
「アシストが利くのは時速24kmまで」という制限は、道路交通法で定められているからです。
時速24km以上でもアシストが利く場合、法律違反になってしまいます。
- Q. 電動アシスト自転車はどれくらい楽に漕げる?
-
A.
ママチャリと同じ速さで走るとすると、疲れは疲れは1/3~1/2程度の感覚でしょう。
距離で表すと 車輪半周分漕いだら車輪1周~1周半分進むので、漕いだ回数に対して速く進むと感じます。