ダウンヒルにおすすめのマウンテンバイク9選 | 初心者から本格派向けまで
険しい道を高速で下ることを想定したダウンヒル用のマウンテンバイク。
この記事ではダウンヒルにおすすめのマウンテンバイクを紹介します。
ダウンヒル用ならでは特徴や選び方を参考に探してみてください。
- こんなあなたにおすすめ
-
- ダウンヒル用のマウンテンバイクを購入したい
- ダウンヒル用ならではの選び方を知りたい
- 速読みガイド〜読みたいところへジャンプ〜
目次
ダウンヒル向けマウンテンバイクの特徴|ハンドル位置とフレームの剛性
ダウンヒル向けMTBは街乗り用のマウンテンバイクと比べて、山道を高速で下ったり大きくジャンプしたりしやすいように次の特徴があります。
- ダウンヒル向けMTBの特徴
-
- 高めのハンドル位置
- 頑丈なフレーム
安定感のある高めのハンドル位置
ダウンヒル用マウンテンバイクのハンドル位置は一般的なマウンテンバイクよりもやや高いです。
上体を起こした姿勢を取ることで重心が後ろにかかり、走行時の安定感を高めるためです。
剛性が高い頑丈なフレーム
ダウンヒルは大きな衝撃を受けるため、頑丈かつ程よくしなるフレームが適しています。
軽くて剛性が高いことが重要なので、カーボンフレームや軽量なアルミ素材が一般的です。
ダウンヒル用マウンテンバイクの選び方|サスペンションや変速機をチェック
ダウンヒル用マウンテンバイクを選ぶポイントを4つ紹介します。
安定性や使用場面が異なるため、自分にあったタイプを選ぶようにしましょう。
ダウンヒル用マウンテンバイク選びのポイント
サスペンションの位置をチェック
マウンテンバイクはサスペンションの位置が異なる「フルサスペンション」と「ハードテイル」の2種類があります。
衝撃吸収性と値段に差があるので、コースの難易度や予算に合わせて選んでみてください。
操作しやすいフルサスペンション
自転車の前後にサスペンションがついているタイプを「フルサスペンション」といいます。
衝撃を吸収しやすい一方で高価なモデルが多いです。
高い安定性と操作のしやすさを重視する人におすすめです。
軽量で安価なハードテイル
自転車の前にのみサスペンションがついているタイプを「ハードテイル」といいます。
比較的軽量で安価ですが、フルサスペンションに比べて衝撃吸収性が低いためハードなコースには向いていません。
低価格で始めたい初心者におすすめです。
サスペンションのストローク量をチェック
衝撃の強いコースを走ることを考慮してストローク量をチェックしましょう。
ストローク量とはサスペンションが上下に動くことのできる長さを表し、値が大きいほどクッション性が高くなります。
ダウンヒルでは衝撃に備えて最低でも100mmのストローク量を確保しましょう。
ダウンヒル用のMTBには130mm以上を備えたモデルが多いですが、ジャンプなど衝撃が強いコースを走行する場合はストローク量が200mm前後のモデルがおすすめです。
変速機をチェック
ダウンヒルではチェーントラブルが少ないシングルスピードギアが一般的です。
着地の際にチェーンが緩んではずれてしまうことを防ぐためです。
ただし上り坂はハードになるので、街乗りや普段使いなど1台で幅広く使いたい場合は変速機付きも検討してみてください。
タイヤやハンドルの幅をチェック
タイヤとハンドルともに幅が広い方が安定性が増します。
一方で幅が広いタイヤは路面との摩擦が大きいため速く走るには向いていません。
また街なかで乗るには邪魔になったり歩道を走れなかったりします。
変速機と同様に、普段使いの有無を含めて検討してみてください。
【フルサスペンション】ダウンヒル用マウンテンバイクのおすすめ6選
前後にサスペンションを搭載したフルサスペンションタイプのダウンヒル用マウンテンバイクを紹介します。
本格的にダウンヒルと楽しみたい人や、乗り心地の良さを感じたい人におすすめです。
タフなライドの相棒に【KONA(コナ)/PROCESS 134 DL 29】
「PROCESS 134 DL 29」は、世界的な有名ブランドKONA(コナ)製のダウンヒルでもにも活用できるマウンテンバイクです。
サスペンションが深くまで沈み、またトラベル量の調節も可能です。
信頼出来る1台でタフなライドに挑みたい人におすすめです。
アグレッシブなライドのための設計【GT(ジーティー)/SENSOR CARBON ELITE】
マウンテンバイクのメーカーとして有名なGTのSENSOR CARBON ELITEは、登りにも下りにも対応したモデルです。
GTのサスペンションプラットフォーム「LTS」を搭載し、コントロール性を高めています。
ライドのシーンとスタイルに合わせてジオメトリーを調整できるのも魅力です。
高剛性かつ軽量なモデル【GIANT(ジャイアント)/REIGN ADVANCED PRO 29ER 2】
GIANT(ジャイアント)のREIGN ADVANCED PRO 29ER 2 1は数々の栄光を誇るGIANTのトレイルライド向けのMTBです。
フルサスペンションかつフルカーボンの組み合わせで、厳しい道でも高いバイクコントロール性能を発揮します。
初心者におすすめのトレイル適合モデル【GIANT(ジャイアント)/TRANCE X 3】
GIANT(ジャイアント)のTRANCE X 3は、エンデューロレースから里山でのライドまであらゆるトレイルライドに適合したモデル。
バイクコントロールに優れた1台です。
重心が中央に集まるダウンヒル用MTB【Specialized(スペシャライズド)/Demo Expert】
Specialized(スペシャライズド)のDemo Expertは、フロントタイヤは29インチ、リアタイヤは27.5インチを採用したマウンテンバイクです。
後輪を小さくすることで重心を中心の低いところにおけることで安定感のある走りが楽しめます。
複数サイズのホイールに対応【Scott(スコット)/RANSOM 930】
Scott(スコット)のRANSOM 930はダウンヒルからトレイル、登りから下りまで活躍するMTBです。
高い走破姓と29インチタイヤのグリップ力でどんな走りでもこなすマルチな1台です。
【ハードテイル】ダウンヒル用マウンテンバイクのおすすめ3選
フロントサスペンションを搭載したハードテイルタイプで、ダウンヒルにも挑戦しやすいマウンテンバイクを紹介します。
GTを代表するロングセラーバイク【GT(ジーティー)/AVALANCHE】
GTのAVALANCHEは、メーカーの歴史の中でも息の長いロングセラーバイクです。
シートステーのしなりによって、ライダーへの衝撃を軽減させてくれます。
ハードテイルタイプでも高い耐久性を求める人におすすめです。
軽量ながら高い走破性【Specialized(スペシャライズド)/Fuse Comp 29】
Specialized(スペシャライズド)のFuse Comp 29はトレイルライド向けのMTBです。
軽量さと取り回しの良さが高い走破姓を保持し、激しいライドにも耐える丈夫さを備えています。
ライディングスタイルに合わせて27.5インチのホイールに履き直すこともできる本気の1台です。
チェレステカラーが特徴的【Bianchi(ビアンキ)/MAGMA 9.1】
Bianchi(ビアンキ)のMAGMA 9.1はBianchiらしいチェレステカラーが特徴的なハードテイルマウンテンバイクです。
29×2.20インチの太めのタイヤを装備しているので山道でも安定感ある走りが楽しめます。
ダウンヒルビギナーにおすすめの1台です。
ダウンヒル用マウンテンバイクで爽快なライドを
ダウンヒル用のマウンテンバイクは車体の剛性と軽さのバランスが重要な自転車です。
サスペンションの位置やストローク量などをチェックしてよりライドを楽しめる1台を探してみてください。
お気に入りの1台で普通のトレイルライドでは味わえない爽快感を体感しましょう。
ダウンヒル用マウンテンバイクについてのQ&A
- Q. ダウンヒル用マウンテンバイクの人気メーカーは?
- A. KONA、GTなどが世界的に有名なブランドです。ダウンヒルモデルは車体の丈夫さと軽さのバランスが重要になるので、信頼のあるメーカーの商品が特におすすめです。
- Q. マウンテンバイクでダウンヒルする時の装備は?
-
A.
GORE-TEX(ゴアテックス)とは、耐水圧45,000㎜・透湿性13,500g/㎡/24hを誇る、耐水性・透湿性ともに優れた素材です。
アウトドア製品によく使われる指標で、レインウェアの基準としても適しています。
ただし1~3万円と高価格帯なので、利用頻度や目的を考えて選んでみてください。
- Q. マウンテンバイクでダウンヒルするコツは?
- A. ブレーキをゆっくりかけることと斜度に応じた適切な荷重をすることがポイントです。
- Q. ダウンヒルコースをマウンテンバイクで登ることはできる?
- A. ダウンヒルモデルは車体が重いため、坂を登るのは一般的なマウンテンバイクよりもハードな傾向にあります。ダウンヒルコースでは、ゴンドラなどを使って登るのがおすすめです。