ロードバイクのおすすめサドル12選 | サドルを変えて悩みを解消
お尻や股間などに痛みを感じていませんか?
体に合っていないサドルを使っているとお尻や股間が圧迫されて痛みを感じやすくなります。
しばらく使ってみても慣れない場合はサドルを変えて根本的に解決する必要があるでしょう。
この記事ではサドルの選び方とおすすめのサドルを複数紹介しています。
悩みが解消できるようなサドルを一緒に見つけましょう。
- こんなあなたにおすすめ
-
- 新しいサドルを購入したい
- お尻や股間が痛みを緩和したい
- 座り心地を改善したい
- 速読みガイド〜読みたいところへジャンプ〜
目次
- お尻の痛みはサドルを替えて緩和しよう
- 多方向から見て分かる!基本的なサドルの選び方
- 痛みを緩和!ライディングをもっと快適にするサドルの選び方
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人気メーカーのおすすめサドル9選
- 老舗サドルメーカーのコンフォートサドル【SELLE ITALIA(セライタリア)/MAN Gel FLOW】
- ペダリングしやすい細身なサドル【selle sanmarco(セラ サンマルコ)/Aspide DYNAMIC SUPERCOMFORT】
- スムーズなペダリングを実現【fi'zi:k(フィジーク)/ARIONE R3 kiumレール for スネーク】
- 男女問わずフィットするモデル【SPECIALIZED(スペシャライズド)/POWER EXPERT SADDLE】
- ハイコストパフォーマンスのサドル【GIANT(ジャイアント)/FLEET SL】
- おしゃれなデザインが特徴的【Cinelli(チネリ)/C Wing Saddle】
- 高い防水性と柔軟性【SERFAS(サーファス)/E-GEL カットアウト】
- 超軽量モデル【PROLOGO(プロロゴ)/Nago Evo CPC Nack】
- モダンなデザインと科学的な構造が特徴【ASTUTE(アスチュート)/STAR LINE VT】
- 【女性向け】おすすめレディースサドル3選
- お尻の痛みの緩和方法②|サドルカバー
- お尻の痛みの緩和方法③|適切なライディングポジションを紹介
- まとめ|フィットするサドルを選んで快適に走ろう
- ロードバイクのサドルについてのQ&A
お尻の痛みはサドルを替えて緩和しよう
ロードバイクを運転するとき、お尻や股間に痛みを感じている人は少なくありません。
痛みの原因は、おおよそロードバイクの乗車姿勢に慣れていないかサドルの形が合っていないかのどちらかです。
痛みを緩和させるためには、次の方法を検討してみてください。
- 正しいライディングの姿勢を身につける
- サドルを自分に合う大きさ、またはライディングスタイルに合う形に買い換える
基本的に、お尻や股間の痛みは「慣れ」では解決しません。
しばらく乗っても改善が見られない場合は、サドルの買い替えを検討しましょう。
また、痛みがなかったとしても自分に合ったサドルにすると次のようなメリットが得られます。
- サドルを替えるメリット
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- ペダルが回しやすくなる
- 長時間の走行も疲れにくい
この機にしっかりと選んで、より快適な走り心地を手に入れましょう。
多方向から見て分かる!基本的なサドルの選び方
より良いロードバイクのサドルを選ぶには、ペダリングが安定する姿勢や深い前傾姿勢など、自分のライディングスタイルに合うサドルを選ぶことが大切です。
まずは普段のライディングスタイルを想定しながら選ぶ、サドルの基本的な選び方を紹介します。
横から見たときに【座面がフラットか湾曲しているか】
まずは座面の形に注目しましょう。
フラットな座面だと、お尻の位置を変えやすいので自由なポジションで走行することができます。
一方、湾曲した丸みのある座面だと、湾曲している部分にぴったりとお尻がはまるので、走行中の安定感が増します。
- フラットタイプ
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- お尻の位置を変えやすい
- 状態を起こして走ったり、深く前傾姿勢を取ったりと姿勢の変化に柔軟
- 地形によって姿勢を変える場合におすすめ
- 湾曲タイプ
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- ペダリングが安定しやすい
- 一定の速度で走る場合におすすめ
前から見たときに【座面がフラットか丸みがあるか】
サドルを前から見てみましょう。
座面がフラットなタイプは体重移動がしやすくなるので、走行中の姿勢を調整しやすいです。
一方で丸みのあるタイプは、サドルの凸部分がお尻にフィットしてペダリングが安定します。
- フラットタイプ
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- 体重をかけるポジションを変えやすい
- 股間を痛めにくい
- 長距離走行や前傾姿勢での走行におすすめ
- ラウンドタイプ
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- サドルがお尻にぴったりフィットする
- ペダルを安定して漕ぎやすい
- スタッフからの一言コメント
- ラウンドタイプは安定感が高いですが、股間に痛みを感じる場合があるのできちんと注意が必要です。
上から見たときに【座面の幅が広いか狭いか】
次は上からサドルの幅を見てみましょう。
あまり前傾にならずに走ることが多いなら幅が広いワイドサドル、深く前傾姿勢をとって走ることが多いなら幅の狭いナローサドルがおすすめです。
さらに体格に合わせて選ぶこともできます。
がっしりとした体格の男性や、男性より骨盤の幅が広い女性にはワイドサドルをおすすめです。
広い面でしっかりと体重を支えてくれるので、お尻を傷めにくく走行中の姿勢も安定しやすくなります。
女性には女性のお尻構造に合わせて設計されたレディース向けサドルも販売されているので、検討してみてください。
- ワイドサドルがおすすめの人
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- 上体を起こしてゆったり走ることが多い
- 体格ががっしりしている人
- 女性ライダー
- ナローサドルがおすすめの人
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- 深く前傾姿勢をとって走る人
- お尻や股間の痛みを感じている人
全長が長か短いか
通常のサドルより全長の短いショートノーズサドルという種類があります。
2019年以降ニュースタンダードになりつつある新しい形状です。
基本的に前傾姿勢でのライディングになりやすいため、力強いペダリングが可能です。
よりスピードを求める人はぜひ試してみてください。
レールの素材はカーボンか金属か
サドルをつなげるレール部分の素材にはカーボンと金属のどちらかが使われています。
カーボンのレールは高価ではありますがそのぶん軽量です。
ロードバイク上級者やレースで使用するような場合にはカーボンを選んで自転車自体の軽量化することも検討してみてください。
一方で金属は丈夫で取り扱いがしやすい点が特徴です。
ロードバイク初心者や手入れが苦手という人は金属のレールを選ぶと良いでしょう。
カーボンと比較しても安価で手に入れることができるので、色々な形を試すにも最適です。
- カーボンレールを使用したサドル
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- 金属より軽量で高価
- レースやワンランク上の乗り心地を求める人におすすめ
- 金属のレールを使用したサドル
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- 丈夫で安価
- ロードバイク初心者や色々な形のサドルを試したい人におすすめ
痛みを緩和!ライディングをもっと快適にするサドルの選び方
ここからは、お尻や股間の痛みを緩和するサドルの選び方を紹介します。
ライディングをより快適にするために、基本の選び方と合わせてチェックしてみてください。
横から見た時に【パッドに厚みがあるか薄いか】
サドルを横から見たときに分かる厚みで、クッション性の有無をチェックすることができます。
厚みのあるサドルはクッション性が高く、長時間のライディングでもお尻が痛くなりにくいです。
一方で厚みがあると重さが出てしまったり、ペダルを速く漕ぎづらくなったりします。
スピードを求める人は横から見て薄いサドルを検討してみてください。
中心に穴が空いているか空いていないか
ロードバイクに乗っていて股間がしびれるという人には、中心に穴が空いているタイプのサドルがおすすめです。
走行中、他の接触部分と比べて中心部分は体重がかかりやすいです。
中心に穴があることで、股間や尿道付近への圧迫が緩和されて痛みやしびれを防ぎます。
一方で穴あきタイプは、中心部の穴周辺の恥骨や坐骨などの接触面に痛みを覚える可能性があります。
股間に痛みやしびれを感じる人は穴開きタイプがおすすめですが、現在そのような症状がない場合は穴のないタイプを検討してみてください。
お尻の痛みを緩和したくてサドル交換を検討している場合は、現在のサドルとは違う形状のものを選んでみるのも良いでしょう。
販売店などで実際に乗り心地を確認することも有効です。
悩みを解決するサドルかどうかをチェックしてみてください。
- おすすめの自転車を紹介
人気メーカーのおすすめサドル9選
ここからは人気メーカーのおすすめサドルをご紹介します。
プロも愛用するようなメーカーから厳選しているので、参考にしてみてください。
老舗サドルメーカーのコンフォートサドル【SELLE ITALIA(セライタリア)/MAN Gel FLOW】
SELLE ITALIA(セライタリア)は今でこそスタンダードになったジェル入りサドルや穴開きサドルを、世界に先駆けて発売してきたイアリア屈指のサドルメーカーです。
MAN Gel FLOWは幅の広いコンフォートサドルです。
ジェル入りに加えて後部にサスペンションを備えているので、路面からの衝撃によるお尻の痛みを緩和してくれます。
出典 Amazon SELLE ITALIA(セライタリア)
ペダリングしやすい細身なサドル【selle sanmarco(セラ サンマルコ)/Aspide DYNAMIC SUPERCOMFORT】
イタリアで1,2を争う人気サドルメーカーのselle sanmarco(セラ サンマルコ)。
Aspideはそんなselle sanmarcoの最も有名なサドルシリーズです。
ペダリングをさまたげない細身なラインで、快適なライディングをサポートします。
selle sanmarco(セラ サンマルコ)/Aspide DYNAMIC SUPERCOMFORT
¥13,120(税込)
出典 Amazon selle sanmarco(セラ サンマルコ)
スムーズなペダリングを実現【fi'zi:k(フィジーク)/ARIONE R3 kiumレール for スネーク】
Fizikは、プロも愛用する高性能サドルを多く展開しているメーカーです。
職人が手作業で作り上げるサドルは、初心者から上級者まで幅広い人に最適なサドルに仕上がっています。
ARIONE R3はノーズ部分が細くなっているため、太ももが太いがっちりした体型の人でもスムーズなペダル運びが可能です。
男女問わずフィットするモデル【SPECIALIZED(スペシャライズド)/POWER EXPERT SADDLE】
SPECIALIZED(スペシャライズド)は完成車メーカーとしても人気のあるメーカーです。
POWER EXPERT SADDLEは235g前後の軽量さを実現。
独自開発のBody Geometryデザインのもと、男女問わず多くのライダーの要求に応えるサドルに仕上がっています。
ハイコストパフォーマンスのサドル【GIANT(ジャイアント)/FLEET SL】
GIANT(ジャイアント)は低価格ハイクオリティのコスパの良い自転車を手掛ける台湾のメーカーです。
人間工学に基づいたカットアウトデザインを採用し、様々なライディングポジションでも快適な走り心地を提供します。
軽さと振動吸収性にも優れたハイパフォーマンスモデルです。
おしゃれなデザインが特徴的【Cinelli(チネリ)/C Wing Saddle】
Cinelli(チネリ)はユニークなデザインの自転車やサイクルパーツを手掛けるイタリアの人気メーカーです。
品質はもちろん、おしゃれなサドルを探している人は必見のサドルがラインナップ。
中でもC Wing Saddleは、チネリのロゴでもある「チネリウィング」がプリントされています。
高い防水性と柔軟性【SERFAS(サーファス)/E-GEL カットアウト】
SERFAS(サーファス)は日本でも人気のあるアメリカ発のサイクルパーツメーカーです。
E-GEL カットアウトは防水性と柔軟性に優れたサドルで、お尻に吸い付くような座り心地を提供してくれます。
サドルの硬さが気になる人は試してみてください。
超軽量モデル【PROLOGO(プロロゴ)/Nago Evo CPC Nack】
PROLOGO(プロロゴ)はレース用サドルを中心に手掛けるイタリアメーカーです。
Nago Evo CPC Nackはレール部分にカーボンを使用している184gの軽量タイプ。
さらに姿勢をキープしやすい高いクッション性も兼ね備えているので長時間のライディングにもおすすめです。
モダンなデザインと科学的な構造が特徴【ASTUTE(アスチュート)/STAR LINE VT】
ASTUTE(アスチュート)は人間工学に基づいたサドル作りに取り組むメーカーです。
STAR LINE VTはスポーツマンシップとモダンなデザインを両立。
曲線状のシェルが個人の座骨にフィットします。
- おすすめの自転車を紹介
【女性向け】おすすめレディースサドル3選
女性ライダーには座面が幅広でサドルの先端が短く設計した女性用のサドルがおすすめです。
女性は男性よりも骨盤が広いため、広い面でしっかりと体重を支える必要があります。
痛みを解消したい人はもちろん、フィットした座り心地を求める女性ライダーは必見です。
価格を抑えたレディースモデル【fi'zi:k(フィジーク)/LUCE(ルーチェ) R5 S-alloyレール forウーマン】
LUCE(ルーチェ)はフィジークが女性のために開発されたサドルです。
幅の広さに加えてデリケートゾーンに穴を開けることで快適性をアップさせました。
価格も抑えられたコンフォートモデルです。
独自の技術を詰め込んだ女性用サドル【SPECIALIZED(スペシャライズド)/ROMIN EVO EXPERT WOMEN】
レディースサドルの種類も豊富なSPECIALIZED(スペシャライズド)。
特許を取得したサドル設計と独自の技術MIMIC(ミミック)テクノロジーで快適な女性向けサドルを生み出しました。
ROMIN EVO EXPERT WOMENはチタンレールを採用した軽量かつ耐久性に優れたモデルです。
乗り心地とデザインを両立【SELLE ITALIA(セラ イタリア)/DIVAジェルS.FLOW】
DIVAジェルS.FLOWはSELLE ITALIA(セラ イタリア)が数年を費やして開発した女性のためのサドルです。
厚めのパッドでクッション性を利かせる一方で、すっきりとしたシルエットに。
乗り心地もデザインも気になる女性ライダーに試してもらいたいサドルです。
出典 Amazon SELLE ITALIA(セラ イタリア)
- おすすめの自転車を紹介
お尻の痛みの緩和方法②|サドルカバー
サドルを替える他に、サドルカバーを使用してお尻の痛みを軽減する方法もあります。
ロードバイクだけでなく、シティサイクルやクロスバイクのサドルにも有効です。
カバーの中身に使われている素材に注目して選んでみてください。
ジェル入りサドルカバー
ジェル入りのサドルカバーは程よい柔らかさがあり、長時間のライディングをする人でもお尻が痛くなりにくいカバーです。
サドル本体が硬いものであっても、ジェル入りのサドルカバーを装着すれば程よい柔らかさになり安定して乗リ続けることができます。
柔らかすぎずしっかりと座ってペダリングしたい人におすすめの材質です。
低反発サドルカバー
低反発タイプはライディング中の衝撃をしっかりと吸収してくれるサドルカバーです。
ジェル入りのサドルカバーよりも硬いですが、お尻が痛くならない程度の硬さを維持しています。
段差がある道や砂利道などの悪路走行が多い人におすすめです。
お尻の痛みの緩和方法③|適切なライディングポジションを紹介
ロードバイクの適切な走行姿勢やポジショニングは、深い前傾姿勢を取る、状態を起こして走るなどどのように走りたいかによって異なります。
姿勢やポジショニングによってサドルに接する部分や体重のかかり方が変わるので、お尻や股間に痛みを感じる場合は見直してみてください。
前傾姿勢で走る場合
深い前傾姿勢で走る場合は、次の点に注意したサドル位置と姿勢を目指しましょう。
- 正しい前傾姿勢での走り方
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- サドルは股下の長さに合う高さに調整する
- ペダルを地面と並行にして足をかけたとき、膝頭がペダル軸と合うようにサドルの前後位置を調整する
- 肩を中心に腕と体が80~90度になるように腕を下ろしてハンドルを握る
体重が腕やお尻に偏ると痛みの原因になります。
ハンドルとサドルにバランス良く体重が分散される姿勢がベストです。
痛みを解消してラクな乗り心地を手に入れることができれば、100kmという長距離の走行も快適に楽しむことができるでしょう。
上体を起こして走る場合
上体を起こして走行する場合はサドルをハンドルより下げた位置に固定します。
ただしサドルの位置が低すぎるとお尻や股間に負担がかかり痛みを発生しやすくなるので注意が必要です。
上体を起こしてゆったり走る場合は、ロードバイクにまたがった状態でペダルにかかとを付けて無理なく足を伸ばせる高さにサドルを調整しましょう。
他にもサドルの前後位置、角度などを微調整して自分に最適なポジションを見つける手段もあります。
痛みに悩まされることなく快適に走行をするためには、手間がかかってもサドルをきちんと調整し、正しい姿勢で走行することが大切です。
まとめ|フィットするサドルを選んで快適に走ろう
ロードバイクの魅力は軽く爽快な走り心地です。
せっかくのリフレッシュ時間を、体の痛みを感じながら過ごすのはもったいないですよね。
サドルにはさまざまなタイプがあるため、自分に合うモデルがきっと見つかります。
気になるサドルはレンタルしてみたり、お店で実際に座ってみたりして、自分との相性をしっかりと確認するのもいいでしょう。
自分のライディングスタイルやお尻に合ったサドルに買い替えて、より快適なライディングを楽しんでください。
ロードバイクのサドルについてのQ&A
- Q. 痛くないサドルを選ぶには?
- A. お尻やプレッシャーゾーンが痛くならないサドルを選ぶには、ライディングスタイルに合うサドルを選ぶことが大事です。 前傾姿勢で走ることが多いのか上体を起こして走るのか、スピード重視なのかコンスタントなペダリングを求めるのか、自分のライディングスタイルを考えた上で選びましょう。
- Q. おしゃれなサドルメーカーは?
- A. モダンなデザインが魅力的なASTUTE(アスチュート)や、アーティスティックなデザインが特徴的なChinelli(チネリ)のサドルがおしゃれです。 各メーカーのおすすめサドルは当記事で紹介しているので参考にしてみてください。
- Q. 軽量なサドルを選ぶには?
- A. 軽量なサドルを選ぶには、サドルを自転車に取り付ける台座部分(レール)の素材がカーボン製、または軽量加工された合金製のものを探しましょう。